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カラーコンタクトレンズ(いわゆるおしゃれ用の『カラコン』)も医療用と同様の高度管理医療機器に指定されましたが、その安全性の調査結果を国民生活センターが公表しています。要点をまとめますと、
● 視力補正を目的としたコンタクトレンズは、比較的リスクの高い医療機器である。視力補正以外の目的では安易に使用しない方がよい
● おしゃれ用カラーコンタクトレンズのなかには細胞毒性や色素の溶出が認められるなど、安全性や品質に問題のあるものがみられたので十分気を付けよう
● おしゃれ用カラーコンタクトレンズ装用により視力、夜間視力、動体視力が大幅に低下する場合があり、これらを装用して夜間に車等を運転することは危険である
昔から目に良い食べ物といえば「ウナギの肝」であるとか「ブルーベリー」とかいわれていますが、これらを目に効くくらい摂ろうと思えば恐ろしいほど大量に必要となります。それよりも栄養バランスのとれた食事を規則正しく普通どおりに食べていれば、特別な補助食品は必要ない・・・と、長らく言っていたのですが、最近は少々事情が変わって参りました。
近年、中高年の方で注目されている加齢黄斑変性症と呼ばれる病気は、カメラで例えるとフィルムの役割りをしている網膜の中で、その中央にあって物を見るのに最も大切な場所である黄斑がその機能を果たさなくなり、その結果視力が衰えて物が見えなくなる恐ろしい病気です。すでに欧米では中途失明原因の第一位であり、日本でも患者数が急激に増加してきております。
この病気の初期段階で抗酸化物質(ビタミンC、E、β‐カロテン)と亜鉛を高用量投与すると病気の進行を遅らせる効果が期待されるとの研究成果がアメリカから発表され、それに対応するサプリメントが開発されました。その後、高用量のβ‐カロテンは喫煙者の肺癌リスクを高めることが判明したのと、ルテイン+ゼアキサンチンを含むほうがβ‐カロテンを含む従来のものより有効であるという新たな研究成果をふまえて成分を調整したサプリメントが、各社から多種市販されております。
ご注意いただきたい点として、これらは医薬品ではありません。あくまで保健機能食品(栄養機能食品)ですので、医者の処方で飲むものではなく、患者さんの自由意思で飲む(食べる)ものであることをご承知おきください。
まず、眼科医の間でもブルーライトに対する見解は分かれており、確立されたものはありません。したがってここに記載する文章はくすのき眼科院長の私見であることをご了解ください。
昨今ブルーライトの有害性がいろいろと言われ、特に液晶画面から多く出るとかでそれに対する保護眼鏡(いわゆるPCメガネ)も売られています。たしかにLED液晶ディスプレイは以前に比べて白っぽく明るくなっていると思いますし、白っぽくなっているというのは青色成分が増えた結果であると思います。しかしこの青色成分は太陽光線や室内の蛍光灯にもしっかり入っており、なにもLED液晶ディスプレイだけに多く含まれているわけではありません。
青い光は赤い光や緑の光に比べて波長が短く、同じ明るさだった場合に含まれるエネルギーが強いことは間違いありませんし、可視光線のなかで最も波長の短い青い光の隣りには紫外線があるわけで、青い光に紫外線に近い毒性がある可能性は否定できないと思います。
ところで皆さんはお使いのLED液晶ディスプレイが購入時のままだとまぶしいとお感じになられたことはありませんか?電器店に展示されているものは(見栄えがいいように)非常にまぶしくなっていますね。そのままで使ったのでは光が強すぎて目が疲れますし、ブルーライトも多く含まれています。これを暗くする、具体的には輝度(Brightness)を下げるだけで目の疲れは軽減しますし、当然ブルーライトも少なくなります。ついでにいうと省エネにもつながります。ブルーライトは自然界にあるものですから、上手につきあう方法を考えていきましょう。
何か記事を考えています。
当院での診療は現在のところ予約制ではなく、来院順で診ております。ただし、メガネ処方と、一部の特殊な検査は予約制ですので、診察時間中に電話で予約をお願いします。また、検査の内容によって診察の順番が前後する場合がありますので、ご了承願います。
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