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大阪市東淀川区上新庄の、くすのき眼科です。

電話でのお問い合わせはTEL.06-6325-9890

〒533-0006 大阪市東淀川区上新庄2-15-18 旭丘ビル3階

病気と治療disease & therapy

白内障

白内障とは、目の中にある水晶体(カメラでいえばレンズの部分)が濁ってくる病気です。
本来透明であるべき部分が濁ってくるので、視力低下、物がかすんで見える、ぼやけて見える、あるいは異様にまぶしく見える、近視がどんどん進んで頻繁にメガネを買い替えなければならなくなる、などの症状が出ます。ただ、両目がほぼ同じ程度にゆっくり出てきた場合はまったく自覚症状のない場合もあります。
白内障の原因として一番多いのは年齢によるものです(加齢変化)。これは防ぎようがなく、程度の差はあっても万人に必ず起こります。それ以外の原因としては病気(糖尿病やアトピーなど)の合併症、使用している薬剤の副作用、目のケガ、なかには先天性や遺伝性の場合もあります。
白内障の治療は主として手術になります。すなわち濁っている水晶体を除去することです。白内障用の目薬もありますが、加齢による白内障にしか効果がないのと、白内障進行予防の効果しかない(できてしまった白内障は消えない)ので、目薬の効果に過度の期待はしないでください。ただ、一部の例外を除いて治療に緊急性はないことが多いです。多くの場合は「自分が不便を感じるようになってきたら手術」という考え方で大丈夫です。
白内障の手術で濁った水晶体を除去すると目の奥に届く光の量は格段に増えるので明るくなりますが、それだけではピントが合わなくなるので、一般的には眼内レンズの挿入手術を同時にやります。その時使用する眼内レンズの度数によって手術後の見え方(遠方がスカッとよく見えるようになるのか、あるいは手元が老眼鏡なして楽に見えるようになるのか)が決まります。このレンズ度数は手術開始までにあらかじめ決めておきますので、手術担当の先生とよく相談なさってください。なお一部の医療機関で行われている遠近両用眼内レンズを使わない限り、お若いときのように「遠くも近くもメガネなしでよく見えるようになる」というのは厳しいです。
最近の白内障手術はごく短時間で出来、手術の傷口も小さいため、入院せず日帰りでするところが一般的になってきました。それでも中には大きく切開しなければ手術できない方や、通常の方法では眼内レンズを目の中に挿入できない方があります。また一定の頻度で、避けられない手術合併症のでる方もありますので、頭の片隅に置いておいてください。

当院では白内障手術を行っておりませんが、近隣の病院や手術設備のある眼科開業医と連携しております。また遠方であっても手術のために特定の医療機関を受診したい方は、日本国内であればどこへでもご紹介できますので遠慮なくご相談ください。

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