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大阪市東淀川区上新庄の、くすのき眼科です。

電話でのお問い合わせはTEL.06-6325-9890

〒533-0006 大阪市東淀川区上新庄2-15-18 旭丘ビル3階

病気と治療Disease & Therapy

加齢黄斑変性症

カメラでいうとフィルムの働きをする目の組織は網膜で、その中央付近にあって視力を出すのに最も重要な働きをする部位を黄斑といいます。加齢黄斑変性症はその黄斑の機能が障害される病気のうち加齢が原因であるものを言い、「萎縮型」と「滲出型」があります。
1)萎縮型=網膜細胞が加齢によって変性し、老廃物が蓄積して働きが衰え、萎縮していくタイプです。多くの場合進行が穏やかでゆっくりですが、残念ながら治療方法はありません。
2)滲出型=網膜細胞が変性した部分に新生血管が発生し、これが出血することで網膜に障害がおこるタイプです。症状は「ものがゆがんで見える」「中心が見にくい」などですが、一般に進行が早く、急激に視力低下する場合があります。発症の危険因子で最大のものはたばこです。これは喫煙している本人だけでなく、家族や職場で周囲にいる人々にも多大な影響を与えます。ほかに肥満や高血圧、脂質異常症も危険因子と考えられています。発症の予防として食事のバランスが大切です。アメリカ合衆国での大規模な疫学調査で、網膜細胞を障害する活性酸素の働きを軽減する抗酸化ビタミン(ベータカロチン、ビタミンE、ビタミンCなど)や抗酸化酵素を構成するミネラル(亜鉛など)を摂取すると黄斑変性症の発症率が低くなることが示され、それにそったサプリメントも製造販売されるようになりました。しかしわざわざサプリメントを買わなくともこれらを多く含む食品を積極的にとることがこの病気の予防につながります。治療として以前はレーザー光線を用いて新生血管を焼きつぶす方法でしたが、最近は新生血管の発生を抑制する特殊な薬剤を眼内に直接注射する方法がよくおこなわれています。

当院では設備および薬剤保管の都合により上記の治療は出来ませんが、治療が必要な状態と診断すれば近隣の病院あるいは治療設備のある眼科開業医と連携して紹介する体制をとっております。とにかく、目がおかしいと感じたら眼科を受診するようにしてください。

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